助産学科

Midwifery course

新しい命を迎える女性や家族、またあらゆる人々の理解者として寄り添っていける助産師へ

助産学科とは?

性の専門家であり、妊娠・出産・育児を支援する専門職業人を目指します。

看護師の資格を持つ方が、1年間で、助産に関する専門的な知識・技術・態度の修得を目指す全日制のコースです。1クラス(20名)の少人数制で、アットフォームな環境の中で、1人ひとりにあった丁寧な教育を受けることができます。

本学科では、前期に助産に必要な専門的な知識や技術を学び、その後、約5か月間でその知識や技術を活かした臨地実習を展開しつつ、助産師として必要な態度を学びます。課程修了後には、助産師国家試験受験資格及び受胎調節実地指導員申請資格を取得できます。

社会人(看護師)のキャリアアップを支援します

助産学科の特色

特色1

知識の定着をサポート

授業では、各分野の専門家による講義が行われ、高度な知識と実践的な技術を身に付けていきます。
コロナ禍では感染対策を徹底した中で、ハイブリッド式授業による効果的な授業を展開しています。学習の定着度は、毎朝実施する小テストにより確認します。日々の学習は、教員と学習ノートのやり取りをし、そのプロセスの中で学習の仕方が分かり理解を深めることに繋げます。規定の授業、自宅での学習を関連させて、知識の定着に努めます。

特色2

医師会ならではの実習施設・設備

臨地実習は、地域密着型病院からNICU併設の高度医療施設、助産院、保健福祉センターや教育機関と幅広い現場で実習を展開しています。実習にあたっては、ベテランの助産師による指導はもちろん、臨地実習と連動した学内実習により、助産学実習目標達成に向けて取り組みます。
分娩期実習は毎年12月に終了しているので、2月の国家試験までは一部地域母子実習を継続しながら国家試験対策に取り組みます。

特色3

人として成長する機会に

本学科では知識や技術の修得だけでなく、社会の役に立てる医療職者、助産師に成長できるよう支援しています。そのためには、厳しく指導する場面もあり、自己実現に向けた強い気持ちが必要なこともあります。
厳しさの中でも一人ひとりを大切に暖かく支援し、その結果、卒業してからもたくさんの卒業生が助産について語りに訪れ、後輩へエールを送ってくれます。近年コロナ禍でしたが、在校生への実習指導などで来校頂きました。温かい人間関係の中で学べるように、環境を整えます。

学習内容

1年次

4月から7月までに看護研究以外の21単位510時間を学習します。7月の科目試験及び分娩介助技術試験で助産移管する知識や技術の修得状況を確認します。マニュアルの手順が根拠を踏まえた技術に発展しているか、また臨地実習に向けて、臨機応変に対応できるための基礎力となっているか、確認します。ここで合格すれば、臨地実習に安心して臨めます。

学内では、会陰縫合技術演習、超音波断層法を用いた任健康診査の演習、アロマセラピー、ヨガ、フリースタイル分娩演習、当事者による体験談を聴講するなど、アクティブな学習スタイルに取り組んでいます。

卒業後に役立つ学習としては、新生児蘇生法Aコース、母体急変時の初期対応ベーシックコースがあります。授業で基礎を学び、卒業前には関連施設で公的講習会を受講し認定資格を取得します(任意)。

1年間で33単位1035時間の学習プロセスにより、学生たちが助産師としてスタートラインに立てるよう導き、最大限の支援に努めています。